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                          イエズスの聖心の偉大な御約束と
                九つの初金曜日の信心業



至聖なる御聖体の聖心であられる主イエズス・キリストの御絵
ローマ・カトリック教会、広島司教区・”イエズスの聖心”三篠教会所蔵
御希望の方にこの御絵のカードを差し上げます


イエズスの聖心の偉大な御約束とは、聖心の最も尊いお恵みで、これをもってイエズスは9ヶ月続けて月の初めの金曜日に、人々の罪から受けられる忘恩、 侮辱によってお悲しみになる聖心を慰める為に、御聖体拝領するすべての人々に臨終の痛悔を御約束になり、天国を保証なさいます。
                       
1687年10月13日、主イエズスは聖女マルガリタ・マリア・アラコックに、「私は、私の心のあふれる憐れみから、あなたに約束します。私の全能の愛は、九ヶ月つづけて第一金曜日に聖体を拝領する人々に、臨終のとき痛悔できる恵みを与えるでしょう。その人々は、恵みを失ったまま、また秘跡を受けずに死ぬことはなく、私の心は臨終のとき確かなよりどころとなるでしょう。」とおっしゃいました。
                        
簡単な説明
1 これは信仰箇条ではありませんが、この御約束の確実性について疑う余地はありません。これが個人になされた御約束であるのにかかわらず、私達の信仰を求めるのです。なぜなら聖人となった修道女になされた主の御約束であり、教会から認められたものだからです。          
2 イエズスは、臨終の痛悔を約束なさいます。つまり恵みの状態で死ぬと いうことは、次の明らかな条件によって与えられます。すなわち、九ヶ月 続けて、月の初めの金曜日に御聖体を拝領しなければなりません。もしこの間一回でも御聖体拝領ができなかった場合は、この特典は失われる危険がありますから、はじめからやり直すようにします。         
3 この信心業を全うする意向は、その月の初めの金曜日に繰り返すことを 忘れても、最初の一回の明らかに定めた決心で足ります。もちろん良い御聖体拝領をし、恵みの状態と熱心をもってしなければなりません。この憐れみ深いイエズスの聖心のおかげで、私達の永遠のたすかりについての苦しい不安を取り去ることができます。すなわち、このやさしい方法をもって、確かに天国を保証することができるからです。

良い信者はこの偉大なお恵みのために、イエズスの聖心に対する感謝の心を持ち、償いの御聖体拝領をし、イエズスの聖心を尊ぶと共に九つの初金曜日の信心業を行う為に、毎初金曜日、お聖堂に行くように努めます。


  他の約束                            
聖心を尊敬する人の為になさった他の約束をしばしば黙想することは、私たちに大きな利益をもたらします。 
1 私は彼等の職務に必要な全ての恵みを与えよう。
2 私は彼等の家庭に平安を与えよう。
3 私は彼等の苦しみのおり、彼等を慰めよう。
4 私は彼等の一生の間、ことに臨終のとき確かなよりどころとなるだろう。
5 私は彼等の全ての事業の上に豊かな祝福を注ごう。
6 罪人は私の心のうちに、憐れみの源と限りない大海とを見いだすだろう。
7 信仰のにぶい人は熱心になるだろう。
8 熱心な人は高い完徳にすすむだろう。
9 私は人々が私の姿を公にかざって、尊敬する全ての場所を祝福しよう。
10 私は人々のたすかりの為に働く人々に、もっともかたくなな心を感動させる力を与えよう。11 この信心を広める人々の名は、私の心に書き記され、そしてそれは決して消え去らないだろう。


デルコル神父著 イエズスの聖心に対する信心 世のひかり社(TEL 097-593-4262 )より